柚子湯

猫をこよなく愛する共働き夫婦の日常

猫の糖尿病記 予兆

最初に

うちの猫が糖尿病を発症してから半年が経ちます。

安定とはいきませんが、最初の命の危機を脱して、インスリンがあれば普通の日々を過ごせるくらいにはなりました。

色々な闘病ブログをみました。あっと言う間に亡くなってしまった猫の多いこと。

私は、まず最新の記事で現在生きてるかを確認するようになりました。

だから、最初に書きます。

ちゃんと、爪を研いだり、毛づくろいしたり、寝たり、朝日を眺めたり、猫らしく今日も生きています。

このブログはそんな猫の闘病記が同じ境遇の方の少しでも役に立つように始めました。

そして、他の色々なことも書いていきたいと思っています。

 

新婚のわが家に子猫がやってきた 

我が家の猫は、目も開かない赤ちゃんのうちに、植え込みに落ちているところを拾われた。
8月の暑い日差しのなか、何時間も耐えて、ネズミと間違えられ、捨てられかけた。
これが、一度目に死にかけた体験である。

縁あってオットと私ゆずたろが暮らすわが家に引き取ることになった。
私は子どもの頃からなぜか猫が好きで、それを知っていたオットは喜ぶだろうと、軽い気持ちで連れてきた。

片手に乗るくらいの小さな猫を抱いて、この子はうちの子!と完全に覚悟を決めてしまった。
のちに、結婚して一番嬉しかったことは、オットが猫を連れてきてくれたこと豪語することになる。

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猫の名前は、オットが動物病院に検診に連れていった時に聞かれとっさに、にゃんこ、と言ったらそれはダメだといわれ、オスなのでにゃにお、とした。
仮の名前のはずが、おくすり手帳のようなものを発行され、にゃにおちゃん、と書かれており、これが命名となってしまった。

 

哺乳瓶でミルクをやり、オシッコも刺激して出し、イタズラもたくさんしながら、にゃにおはぐんぐん成長して、綺麗なキジ白柄の猫になった。体重も6キロを超えた。
むっちり、筋肉質な体型で、寝てる私たちの上にジャンプして飛び乗るという、恐ろしいことを夜中に何度もやってのけた。

 

子どものいない私たちにとって、猫はかすがいで、毎日にゃにおの話をする。
ただいま、というと、にゃん、と返事をする。
ちょっとこっちきて、と呼べばやってくる。
夜は、腕に抱いて寝る。
指をしゃぶる癖がある。
朝は頭突きと顔を舐めて起こしてくれる。
そんな、平和で幸せな日々が8年続いた。

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異変

8歳を迎えた翌月、夏の終わりのこと。
いつもより、トイレシートに溜まるオシッコの量が多いことに気づいた。
匂いも少し違うようだ。

 

にゃにおは、ドライフードしか食べない。
ウェットな餌が好きな猫は多いが、にゃにおは幼い時から乾かないと食べなかった。
ドライフードを食べる猫はわりと水を飲む。
とはいえ、最近いつもに増してよく水を飲んでいる様子だった。
夏は食欲が落ちやすいが、食欲もあり、元気なので大丈夫かな?と思った。

 

病院に連れて行くことも頭をよぎったが、にゃにおはとても臆病な暴れん坊で、毎年の予防接種も洗濯ネットに入れて、大騒ぎでやっと打ってもらい、飛び上がって針が折れたこともあった。
通院後はストレスか、必ず具合が悪くなった。
それが心配だったのと、私達の予定もあり、先送りにしてしまった。

 

異変を感じてから2週間、症状が変わらず多飲多尿なので、いよいよ病院に連れていった。
にゃにおは案の定威嚇し、暴れ、その剣幕に先生は検査ができないので、まずは家で尿をとって、と診察をあきらめ、その結果を検査することになった。

その晩からにゃにおはあまり食べず、オシッコも減り、様子がおかしくなった。