柚子湯

猫をこよなく愛する共働き夫婦の日常

ニノ担が見たブラックペアン

いよいよブラックペアン最終回目前!

私ゆずたろは強めのニノ担です。

ブラックペアンも、もちろんかぶりつきで見ていました。

旅行先でも放送時間にはホテルに帰って見ていて、オットくんから電話かかってきても「今ブラックペアン見てるから」と言って切り、1時間後かかってきたら「20分拡大だから」と言って切り。

「なんで初回でも最終回でもないのに、拡大するの!」とオットくんはお怒りでしたが…。(そこじゃないだろ)

 

いやー、ブラックペアンは面白いですよね。

大人数でやたらと会議をしてみたり、いつも手術中ピンチになってドドーン!って渡海先生出てきて、さささーって解決していくこのカタルシス

見ている側の爽快感を掻き立ててくれる演出。

リアリティーないのかといえば、手術シーンはけっこうちゃんとした感じで。

ツイッターで病院関係者のコメントとか見るのもまた楽し。

 

ドラマの謎なシーンは、日本人はコメ!とかやたらとコメアピールをしてくること。

最初は渡海せんせーの出身地の仁多米だったっけ?出雲のお米がお母さんから送られてきたのはわかったけど、その後なんで色々な地方のコメを送ってくるの?米屋なの?

あと、2話くらいで、ゴンタ(高階せんせ)と渡海せんせーが食堂でビールを飲むシーン。このシーン何?提供のCMが始まったのかな?!なんでカメラの角度変わってもラベルがこっち向いてるのかな?!って。

ああいう、別にネタとも言えない別の思惑を感じるシーンがはいると萎えるよねえ。

渡海せんせーが卵かけご飯大好きって設定はいいんだけど。

 

本人提案のセリフやシーンも毎回あったのも話題でしたね。

一番わーって思ったのは、血の手形をばーん!ってつけたところかな?あれアドリブだったよね?

最近二宮さんは演技をするにあたって感じたこと、考えたことを提案しているみたいで、それが採用されて作品がより印象的になるのは、ファンとしても嬉しい限りです。

 

さてさて、ニノ担としてこれまで出演してきた数々のドラマを見てきたからこそ、演技派アイドルと言われる彼の演技の良さも、うーんと思うとこともあるわけです。

 

渡海先生はいわゆるダークヒーローで、けっこう嫌味を言う。しかし器用で影の努力家でなんでもできちゃうっていう、これまでニノが演じてきた役とは違うけど、かなり合ってたと思う。

 

今回は泣かないけど、一番魅力が出るのは泣いているときだと思ってます。泣かせたいって某監督にも言われてたけど、ほんとに。

いつも感心するけどあんなにすぐに、長くテンションを保ってよく泣けるよね。いや、あんなに泣ける感受性で普段よく生きていけるよね、という方が近いか。

弱くても勝てますで、生徒ひとりひとりに言葉を言うシーンのノーカット見ました?

30分くらいずーっと泣いてるよ。すごくない?水分なくなるよ。

 

 

普段の二宮さんって、自分の感情はあまり見せない飄々とした感じで。少なくとも、演技外で怒ったり、涙をみせるってほとんどないよね。

それって、たぶん怒りを感じないとか、悲しくならないわけじゃなくて、平穏でいたいんだと思う。

もともと人情味があって、ウェットな人だよね。

そのまんまでいるとどうなるか怖いから、自分で歯止めをきかせてるのが、通常なんではないかと。

でも演技の時は、それが求められるから緩めていって、えーい!って出しちゃう。

 

ラストレシピのメイキングで貴重なシーンを撮ってくれたけど、大事な人の遺影の前でわーって気持ちが盛り上がって、目が赤くなって、ウルウルとしてきて、溢れる前にカットがかかって、かかった瞬間の素のちょっとホッとしたような、恥ずかしいような表情でタオルで押さえてるのが…萌える。

 

 

あと、大事なシーンで瞬きしないのはわざとなのかな?多分集中している時の癖だと思うんだけど。

あれは地味にすごい。真似して目を開けてるとわかる。

医者としては命を背負って覚悟を決めて、最善を尽くしてやる。失敗はゆるされない。

それって、アイドルとしてこれまでやってきたことに通じるよね。

命は直接かかってないけど、関わっている人の多さ、大きさがただごとではなくて、それを背負って、本気でやっていく覚悟みたいな。

 

ニノの魅力は声もあって。

ナレーションでも歌でもそうだけど、なんか人の心にぐっとくる声の出し方をするんだよね。

郷愁をさそうというか。

ここぞ!って言う時に怒鳴る演技も最初はわっ!すごいって思うし、けっこう効果的にこれまで色々なシーンで使っている手法だけど、これは正直…飽きる。

ワンパターンに感じるんだよね。

でも最近病院の院長を追い詰めて、答えろよ!って迫るシーンはけっこうよかったなあー。

一発勝負じゃなくて、しつこかったからかな。

しずかにはじめて、一発どなるみたいなのはちょっと飽きた。

 

あとあと、手先が器用なところとか、用語とかをスラスラ言っちゃう記憶力の良さとか、手術中にはっぱをかけるリズム感というか感の良さなど、良いところがいっぱい。

 

こんだけにのみーを褒めましたが、ドラマで私が注目しているというか、感情移入しているのは関川先生です。

多分、ほんとに普通の医者なんですよ。普通だから、悪魔でも神でもないから、いつも手術室では助手の悪魔に指示され。

えらそうにされてムカついても、邪魔って言われても、大事なときには「はい」って素直に従ってる感じとかほんとにいい人だなーと思う。

 

あと、受け持ちの患者さんが急変して、自分には助けようがなくって、必死で悪魔を召喚しようとしているシーン。

自分は医者だから、患者さんからは当然、助けることを期待されているのに、自分はそれができないと分かってて、それでも医者としてそこにいるのって。

すごい辛いじゃん!でもやってるっていう。

ドラマではなんか便利使いされてますが、私はいつも関川先生がでると、今日も頑張ってるなーと注目しています。

 

というわけで、ブラックペアン最終回も楽しみだー。