one hour one lifeにハマる
app storeのランキングに気になるビジュアルのゲームがあった。
one hour one life である。
見た目はゆるい手書き風の絵。
しかしゲームはハードである。
生まれ落ちるのは文明のまだ発達していない荒野。
運が良ければ畑やかまどがある。
生まれてから3歳までは声を発することも1文字しかできず、お腹が空いても何かをとって食べることもできない。
全ては母が育ててくれえるかどうかにかかっている。
運よく大きくなると、食べ物を集めたり、道具を作ったりできるようになる。
村の発展に寄与して、大きくなったら子供を生み、世代をつないでいくのが、ゲームの目的である。
一生は長生きしても60分、60歳までしかなく、多くの場合は飢餓や蛇や狼など自然の力に押しつぶされであっという間に亡くなってしまう。
ひとりが一生でできることは、とても小さい。
このゲームが面白いところは
ひとつは物が溢れ、作らなくても手に入る現代に、何もない自然の中で命をかけて一から生活を築いていくことが楽しいんだと思う。
特に、材料を集めて、道具を作り、順序を覚えて火を起こせたときの感動は、人類の歴史を擬似的に再体験しているようである。
ふたつめに、やりこみ要素がある。
現在は、ゲーム内の文明は発達しておらず、せいぜい農耕程度であるが、ゆくゆくは現代までを想定しているらしい。
どんなふうに展開していくか楽しみだ。
ものを作るにしても、作り方の説明をプレイ中に読んでいると、お腹が空いて死んでしまう。
プレイ内で他のプレーヤーの動きをみたり、プレイ外で勉強して、植物の形状や組み合わせ方を覚えると、行動が顕著に変わってくる。
今まで背景にしか見えなかったものや、違いが分からなかった素材類が、見えるようになる。
糸を紡ぎ、火おこし器を作り、罠を作ってうさぎをかり、皮をはいで串にさして、焚き火で炙って食べ、残った骨から糸と針を作って、水ポーチを作るということもできる。
これはほんの序盤の行動である。
3つめの面白いところは、他のプレーヤーと交流するゲームだということだ。
これはネットワークゲームで、育てて名前をつけてくれた母も、兄弟も、自分の子どもたちも皆それぞれにプレーヤーがいて、
挨拶をしたり、情報を伝え合ったり、時には文句をいったりしながら一緒に暮らしていく。
いろんな人生があった。
男性に生まれて、早くにひとりぼっちになり、まだなんの技も覚えていなかったので、ひたすら尖った石を持って放浪しつづけ、ゴボウや人参を食べ続けて寿命を迎えるという一生だった。
無駄といえば無駄だが、どんな地形にどんなものがあるかの把握できるようなった。
次の人生はイヴと言われる、一世代目の女性として生まれた。
全く文明のない自然の中に14歳の少女として降り立ち、すぐに子どもが2人立て続けに生まれた。
育てないという選択肢もあるのかもしれないが、とにかく近くの木の実を食べ、前世で覚えた野菜堀をしつつ、温かい場所に子どもを置いてなんとか育てた。
すると、この長男次男が非常に利発で、拠点がないならこっちに作ろう!と先導しはじめた。
親が立てた拠点のマーカーは子どもも見えると初めて知った。
というかこの時にマーカーを初めて立てた。
すぐにまた下の子が生まれててんてこ舞いになっていると、
「お母さんはここにいて!」
「鰻焼いて持ってきたから食べて!」(鰻ってあるの?私何食べたんだろ。)
いやー。優しい息子に大切にされる親の幸せな気持ちがわかりましたよ。
みるみる道具を作っていって、ほんとうに頼もしかった。
ある時は兎狩りにハマっていて、子育ても終わったのでせっせと狩っては焼いて拠点に置いていたら、悪ガキどもが「あのババーすげえ」とコメント。
串に刺してやいちゃうぞ!(鬼婆)
いろんな人生があって、基本は次世代につないでいくことなんだけど、人が増えすぎて、それぞれがうまく働かないと破綻する。
そしてだいたいは絶滅する。
畑を作るまでがけっこう段取りがあるし、畑をキープするのも手間がかかる。
どうすれば発展しつづけられるのか、まだ情報も少なく、手探り状態です。
あと、英語圏の人とプレイすることもあるのでこれも面白い。
あなたはジョージです、とか言われて新鮮。
外国の人はよく話す人が多い。
プレイ動画を見たりして、勉強中。
知識をつけてもっと色々やってみたい。
おすすめのプレイ動画はひよどりGames さん
他にもたくさんアップロードされてます!
ひよどりGames さん プレイリスト