柚子湯

猫をこよなく愛する共働き夫婦の日常

猫に錠剤を飲ませる方法

先日の記事で、猫の咳がひどくなって、錠剤が処方されたということを書いた。

 

yuzutaro.hatenablog.jp

 

無事に治ったのも、薬をあの手この手で飲ませたことが功を奏したのかもしれない。

ということで、どんな手を使って飲ませたかを書く。

 

まず、うちの猫の特徴

・飲み薬飲んだこと無い

カリカリしか食べない

・大人しく口を開けさせたりしない

・触ったりなでたりはできる

・わりと神経質

 

実は猫の投薬にトラウマがあって、ケトアシドーシスだった時に、吐き気を改善する薬だったかな?処方されて飲ませたけど、口に入れた瞬間にオエってなって、激しく吐いて苦しませたことがあって。

そりゃー、吐き気があるのに飲み薬なんてむりだよな、でも飲ませなかったら他にその時は手がないと思ってたから、絶望的な気分だったのだ。

あれは悪いことをした。

でも、それは特殊な状況であって、基本猫はあんまりオエってならないみたい。

指をしゃぶる癖があって、すごい奥まで吸い込むし。

だから安心してトライしましょう。

 

まず、色々動画やホームーページで飲ませ方を予習した。

 

一番簡単なのは、ご飯に混ぜたり食べ物に包んで食べさせる方法。

猫によっては錠剤だけでもぺろっと飲んでしまったり。

猫は基本丸呑みなので。カリカリ言ってるのはフリだとわが家では言ってます。

吐いたときだいたい粒のままだし。

 

それから、正攻法としては

上を向かせて、口を開けさせて、錠剤を入れて、口を閉じて飲み込むまでキープ、少し水を飲ませるというもの。

 

やってみた。

ご飯に混ぜ作戦。うちはカリカリしか食べないので、カリカリ皿にいれておいたら、初日は食べた。わーい。

でも薬だけ残っているときもあり、いつ食べるかわからないのであまりよくない。

一回でバレた感あり。

 

次に、中に空洞があるカリカリ「シーバ」に割った錠剤を詰めて食べさせる。

かなり面倒。しかも最初はよかったけどバレた。(噛んだのか、匂いなのか)

シーバ自体は気に入ったみたい。普段糖尿病食ばっかりだからねえ。

けっこう、匂い嗅いだだけで食べないものが多いのでこれは良かった。

みんな大好きちゅーるもうちの猫は食べない。

多分、ベタベタしてるもの、匂いの強いもの全般が嫌い。

 

仕方ないので正攻法での投薬を私とオットがそれぞれ挑戦したが、四苦八苦の大暴れ。

困り果ててもう一度調べていると、結局飼い主が熟練するしかないらしい。

 

熟練…そんなまさか。

でも色々あって、結局正解は熟練だった。

ただ、私なりに開発したコツがあって、うまく飲ませられるようになった。

 

その方法は…

・張り切って押さえつけず、おやつだよーって感じでさり気なく向かい合って座る。

・最初はシーバを指で摘んで食べさせ、もう一個食べようと顔を寄せてきたタイミングで、少し喉をなでて上向きにしつつ口の横から指をちょっと入れて口を開けさせ、すかさず口の奥の方へ錠剤を入れる

・びっくりして飲み込む

・びっくりしてるうちに、シーバをあげて、あ、今のシーバだったかな?と思わせる

・シーバを飲み込むことによって、薬もさらにきちんと飲み込まれる

 

ポイントは、とにかくシーバでごまかしておいて、油断しているところを、口の横から狙うっていうところ。

うちの猫みたいに上を向かされたり、口を開けさせられるとすぐに振り切って逃げるような猫は、油断して口をあけるような雰囲気が何より大事。

絶対に押さえつけたりしないで、あくまで自然に。やればやるほど絶対に嫌!!ってなるから。

 

次に、一般的な動画では口の前方から、奥へ転がすように飲ませると言われるが、距離が長すぎて大人しくしていない猫は、ぺって吐き出す。

猫の口は横がけっこう裂けているので、横からアプローチすると喉はすぐそこなのだ。

(投げ込むと喉にダメージがあるかもなので、そこは気をつけて、奥に置く感じで)

裂けてなんかないにゃ!

 

まあ、実際のところ一回ぺってされたけど。

でもこの方法をスムーズにできるようになると格段に成功率があがりました。

猫に投薬でお困りの方、ぜひやってみてください!

ほんとに、猫に投薬は大変ですよね。やたらと感がいいし…説得もきかないし。

 

動物病院もしくは動物医療の開発者の方に言いたいのは…

神経質な猫に錠剤しかないってどうなんでしょう、夜間に行った時は抗生剤の注射だったけど、注射じゃだめだったのかな?(別の種類らしいが)

錠剤はいいとしても4分の1錠は尖りすぎ。自然と飲ませるのには無理がある。

こういうことを、聞いてもいいんだけど、基本動物病院と飼い主の関係って動物を人質(猫質?)にとられているようなものだし、

それに加えてうちの猫は性格的に治療拒否されつつあるので、あまりうるさく言えない。

 

動物病院については、システム的に大変だなと思うところもあり、また別の項で書こうと思います。